電動ドリルでキックスクーターを電動化した
Eddie Abbondanzio は電動キックスクーターが欲しかった。手元には Razor A5 Lux と Hercules のコードレスドリルがあった。できあがった前輪駆動のスクーターは最高 10mph ほどで、発進時にはタイヤが空転し、前輪は 3D プリント製で、ボルト十本で組み上げられている。
日本語
コピー

七月に馬鹿げたことを思いついた。愛用のキックスクーターを電動化しよう、と。普段はオートクロスの会場で足代わりに使っていて、コースを走り回って作業するときにはなかなか便利だ。だが最近の電動キックスクーターは安い。横を颯爽と追い抜かれていくのを見ているうちに、欲しくなってしまった。
もちろん、電動キックスクーターを素直に買うという手もある。だがすでに一台持っているのに二台目を増やすのは嫌だった。使われないまま埃をかぶるだけだ。手持ちは Razor A5 Lux。電動化など微塵も想定していない設計だ。それでも溶接機と 3D プリンター、Harbor Freight、Amazon、McMaster で仕入れた部品を駆使して、なかなかの代物に仕上げてしまった。

この車は私の Civic と同じ前輪駆動で、動力源はパワフルな Hercules のコードレスドリルだ。動力はドリルからキー付きシャフトと一方向ベアリングを介して前輪に伝わる。だからドリルのスイッチを切っても、前輪は自由に空転する。

このドリルは騒音がそれなりに大きく、トルクも過剰だ。低速ギアでしか使えないからだ。とはいえ、これに乗れば最高でおよそ 10mph まで出る。坂道では少し遅くなるが、ドリルは持ちこたえる。

スロットルは元のトリガーをそのまま流用し、ハンドルバーに移しただけだ。このトリガーは感度が高すぎて、リニアに微調整できる余地がほとんどない。もともとキックスクーター用に設計された部品ではないので、発進して加速し始めるときは一瞬空転して滑り、速度が乗ってからようやく正常に戻る。普段の乗り方は、まず 2 回蹴ってから電動ドリル駆動に切り替えるというものだ。

バッテリー持ちはかなりいい。5Ah のバッテリーで約 2 マイル走れる。ドリルを全開で回し続けることを考えれば、悪くない数字だ。
設計と組み立て
組み立て中のメモも写真もほとんど残していない。この仕組みが動くのか、どうやって動かすのか、その時点では本当に分かっていなかったからだ。ほぼ計画なしで、いきなり手を動かし始めた。
おおよそ使った部品:
- (1) Hercules 20v コードレスドリル
- (2) CSK12PP 一方向ダブルキーウェイベアリング
- (2) 6201-2RS ベアリング
- (2) 12mm シャフトカラー
- (2) 4x4x12mm キー
- 1 フィートの 1/16"x1/16" キー材
- (10) m6x30mm ボルト
- (10) m6 ロックナット
- 200mm 12mm キー付き回転シャフト
トリガーを別の場所に移すのは思ったより大変だった。ドリルを分解するのはそれほど難しくない(一番手間がかかったのはチャックを固定している左側のボルトを外すことだった)。ただ、トリガーにこれほど配線が付いているとは思っていなかった!

すべての線を一度切断してから継ぎ足して長くしていく。使ったのは、手元にあった 12awg と 18awg の電線だ。

いずれはスパイラルチューブで覆わないといけないが、今はこのジャンクぶりを受け入れることにした。

前輪を設計するついでに、キックスクーターを 3D スキャンして遊んでみた。完全に過剰設計だが、ただの遊びだ。

ホイールとタイヤは 3 ピースに分けて 3D プリントする。ホイールは ASA、タイヤは TPU だ。ホイールの 2 つの半分は M6 ボルトナット 10 組とキー 5 本(スポークごとに 1 本)で固定する。タイヤがホイール上で滑らないよう、締まり嵌めになるように設計し、内側の取り付け面には歯を付けた。

これがそのキーだ。

ベアリングは圧入済み。

なかなか面白いプロジェクトだ。自分で作っても電動キックスクーターを買うより安くはならないが、過程が楽しい。